株式投資におけるデータ分析

株式投資において投資チャンスを見極めるためには、自分なりの感覚や感情ではなく、分析手法を用いて市場の動向を把握して行動することで失敗の確率を減らせる場合があります。データや指標に基づくからこそ再現性が生まれ、成功できる可能性が高まるのです。

今回は、株式のトレンドを読むためのヒントになり得るポイントをいくつかご紹介します。これらのポイントを活用することで、株式投資のチャンスを見極める検討材料を一つ手に入れることができます。

ただしどの指標であっても100%の確率で当たるわけではありません。そのため他の情報や分析とも組み合わせて、ご自身の責任の中で総合的に判断することが重要です。

1. 価格の動きに注目する

3ヶ月横ばい、3ヶ月下落6ヶ月上昇、または6ヶ月上昇3ヶ月下落といった動きが見られた場合、市場は一時的な調整を経て再びトレンドを形成しやすい状況にあります。

2. 連続陽線・陰線に注目する

株価が陽線や陰線で5回連続した場合、それは強いトレンドが続いている証拠となりやすい。途中で逆方向に動いたものについてはカウントしません。

5回連続した後のタイミングは利益確定(利確)のサインとなることがあります。トレンドが終わる前に、利確するタイミングを見極めましょう。

3. 中期移動平均線に注目する

株価が中期移動平均線に触れると、反発することが多いです。このポイントを見極めることで、反発するタイミングを捉えやすくなります。特に、株価が中期移動平均線付近でサポートされると、強い上昇トレンドが発生する可能性があります。

4. サポートラインとレジスタンスラインの活用する

サポートラインやレジスタンスラインは、株価の反発や反転のポイントになりやすいです。これらのラインを突破すること(ブレイクアウト)によって、トレンドが変わることがあります。ラインを突破した場合、トレンドが新たに形成されるため、反転のタイミングを狙うことができます。

5. 移動平均線の順番に注目する

移動平均線が短期(5日)、中期(25日)、長期(75日)の順に並ぶ状態は、上昇トレンドの兆しです。上昇トレンドにある株は、移動平均線がきれいに並ぶことで、安定した上昇が続く可能性があります。この並びを確認することで、上昇トレンドに乗りやすくなります。

6. キリの良いところでの反発しやすい

1日や10,000円など、キリの良い価格で続落している場合、そのポイントで反発しやすい傾向があります。株価が重要な価格帯で止まりやすいことを理解し、そこから反発するタイミングを見極めることが有効です。

ここまで見てきたように、株式市場の世界は様々な人の思考や思惑によって生き物のように有機的な動きをしているかのように思われがちですが、実はデータや指標を活用することで市場に参加している投資家の動きや思考を一定程度は理解•推測することができるようになります。

実際に行動する前に、まずは「これらの条件と3つ以上重なる場合に取引」といったようなルールを自分なりに設定して、相場や指標を眺めてみるのもいいでしょう。あらかじめシミュレーションすることで資産が上下しても感情的な思考を切り離して考えることができます。

自分の思考や感情を切り離して市場全体の波やリズムに身を任せ、想定していない動きをした場合はその瞬間に損切りをして見守る。そのためにデータや指標を用いる。といった適度に距離感を保った株式投資との付き合い方もまた、立派な生存戦略のひとつになります。

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